「上司力」が分かる2つの質問

管理職の方と話す機会は非常に多いのですが、

「部下の方とコミュニケーションできているな~」と感じる上司と、

「あまコミュニケーションり取れてないな~」と感じる上司がいます。

色々な質問をするとそのあたりが見えてくるのですが、

簡単に判別するための2つの質問を紹介いたします。

 

 

質問①「●●さん(部下の方)にはどんな指導をされてますか?」

まずはいたって普通の質問です。

そうすると大体は、

「ちゃんと仕事の目的を考えるようにいつも言ってるよ」

「責任感を大事にしてくれ、と常日頃から伝えている」

といった自身の指導内容を、多くの上司が話してくれます。

この質問だけで部下とコミュニケーションが取れているかは分かりません。

ただ、どういった指導方針を持っているかは分かると思います。

 

 

質問②「では、その指導に対して部下の方は何と言っていますか?」

次にこれを聞きます。

すると、急に黙ってしまったり、言葉を濁す上司が出てきます。

肌感ですが、6~7割の管理職の方がそういった反応を示します。

ここが「上司力」のポイントです。

 

では何故そんなリアクションになってしまうかと言うと「言いっぱなし」だからです。

「私はちゃんと指導したぞ」と上司が思っても、

それが部下にどう伝わっているか、指導方法が効果的かどうかを確認していないのです。

 

指導は自身の「指導アリバイづくり」のためにあるではありません。

「俺はちゃんと上司としての責任を果たしているんだ」

「私はいつも言ってる。変わらない部下が悪いんだ」と、

ある意味、上司としての責任回避のための行動です。

 

指導は人材育成のためにあります。

なので、自身の指導が効果的あったのか検証・改善し、

部下の成長を導くことが上司の指導の範疇です。

 

コミュニケーションが取れている上司とは

では、コミュニケーションが取れている上司は何をしているかと言うと、

「部下の話を聴いている」のです。

 

例えば、②の質問をすると、

「最初は私の指導に対してネガティブな反応だったけど、

話を聴いてみたら、一部仕事の進め方が分からない箇所があってそこが悩みどころだったみたい。

だから、そこについてはなるべく見てあげるようにしてるんだ」

のような回答が返ってきます。

 

部下の「ボトルネック」をちゃんと把握して、「具体的な解決策」を示し、「解決に向けて一緒に取り組んでいる」ことが分かります。

所謂ティーチングではなく、コーチングができているのです。

ティーチングは一方的に教える事、コーチングは話を聴いて、そして訊いて(質問)、

相手の考えを知り、整理してあげる事です。

 

コーチングは、例えば、こんな風に部下の話を聴きます。

「今日の商談の進め方は自分でどう思った?」→部下が既に理解できている事・できていない事の確認

「どうなると理想的だろう?」→あるべき姿の確認

「どこが悩みどころ?」→ボトルネックの確認

「次やるとしたらどうやる?」→あるべき姿に向けて、解決策があるかの確認(なければフォロー)

「何か協力できるところはある?」→解決に向けて一緒に取り組む(姿勢だけでも必要)

 

とはいえ、最初から100点満点のコーチングは難しいので、

まずは「ボトルネックがどこにあるか」が分かれば十分だと思います。

そうすると、部下の成長のポイントが見えてきます。

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